古代コイン show10gooのホームページです。
お宝探求<5>コンスタンティヌス帝 CampGateシリーズ キュジコスmint編
(4)CampGateマニアで人気の対象となっている領域
キュジコスにはコンスタンティヌス帝の肖像で発行されているバストタイプの中でも特に希少でユニークなものが存在します。
日を追って市場に流通する量が減少していることからコンスタンティン・コレクターにとって気にとめてチェックしても見かけることが困難になってきています。王冠が月桂樹のバストタイプB1のものは2014年5月現在でも状態の良さを無視すれば市場で見かけることは容易です。
次の(4)-1 ,(4)-2のRareコインは当然大手ディーラーから出品される確立は限りなく0に近づいているといってよいでしょう。
(4)-1 /SMKA・ 328-329年RIC VII 55-57
バストタイプ:E1,E2,E4
カタログは こちらへ
(4)-2 /SMKA 329-330年 RIC VII 58-62
バストタイプ:E3,B4,E7,E8,E9
カタログは こちらへ
@RIC VII 60のバストタイプ:E7, RIC VII 62バストタイプ:E9は、かれこれ10年以上捜索していますが未発見のままです。 マニアの間ではどうしても手にいれたいコインの一枚となっています。
ARIC VII 57
カタログは(4)-1のところでリンクずみ
カタログには2枚掲載していますが上段はRIC VII 56と判断できなくもないのですがあごの部分が上向きに描かれています。
下段は明らかに天空を見上げるポーズをとっています。これと同じ肖像は金貨でもいくつか確認することができます。
天空を見上げるポーズをブロンズコインで発行しているのは
ダフネシリーズ コンスタンティノポリスmint RICカタログ 第7巻RIC VII 31,RIC VII 32
VOTタイプのリースシリーズ ヘラクレアmint RICカタログ 第7巻RIC VII 92
以上の2箇所ぐらいではないかと考えております。
エウセビオスの影響からでしょうか。
キリスト教徒にはこのポーズをクリスチャンモノグラムの十字架やXPのイメージと同等レベルと解釈されておられる方もいらっしゃるようです。
マクセンティウスとの一戦を描いたミルヴィオ橋の戦いの絵から受けた影響もとても強いのではないかと推察されます。
下記画像AにRIC VII 57を2枚掲載
BRIC VII 55 高額で取引されたバストタイプ:E1
王冠のデザインがユニークで見かけることがとても少ないです。
額のところのとめ具のデザインを販売者はクリスチャンモノグラムの一つでないかという主張です。
そのデザインは○+十字架と解説されていました。(薩摩藩の旗印かと)コレクターの収集意欲をさらにかきたのでしょう。落札額は$565まで競いあわれました。
下記画像BにRIC VII 55を1枚掲載
ダフネシリーズのカタログは こちらへ
VOTタイプのリースシリーズ ヘラクレアmint
RICカタログ 第7巻RIC VII 92の参考画像は こちらへ
バストタイプ-E:王冠を戴いた肖像(Diademed)については こちらへ
※ 画像をクリックすれば大きな画像で確認できます。