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お宝探求<5>コンスタンティヌス帝 CampGate Rare5の潜むmint編
(5)Rare5を輩出する造幣所(Mint)
ローマMint 318-319年 Mintマーク R|P/PRを除くとRare5のCampGateコインを輩出する領域は限られてきます。
工房の種類(A,B,Γ,Δ.....)によってはRare5を獲得している場合もありますが
ここでの取り扱いはMintマーク単位での本格的なRare5を優先させることとし工房の違いによるRare5コインを割愛させていただいております。
そこでアルル、テッサロニカ、トリーア、ニコメディア、ヘラクレア、アンティオキアMintのRare5をピックアップすることにしました。
(5)-1 アルルmint
本mintでは6期にわたって多くの種類で発行されています。
アルルということで地元フランスのコレクターにヘビーな方がおられオークションでは苦戦をしいられることがあります。中でも第6期におけるMintマークT|F/PCONST 329年にRare5が数種類存在することからこれを入手するには さらにハードルが高くなります。
それと人気のローマmint 318-319年 Mintマーク R|P/PRで発行された種類ほどではありませんがcampgateのドアのオープン表示デザイン(全mint中ローマ・アルルのみ)、小塔の数量4と豊富なcampgateデザインに人気を高める要因があると分析しています。
アメリカ市場というよりヨーロッパ市場でまれに出品される機会があるようです。出土ではなく壷保存で発見される場合があるのでしょう。ヨーロッパオークションでは、ときおりクオリティの高いコインが出品されるケースを見受けることがあります。
RIC VII 325, RIC VII 332は
2014/05現在 確認することができていません。
(RIC VII 327 Rare4ながら未確認)
Mintマーク T|F/PCONST 329年
カタログは こちらへ
バストタイプ-E:王冠を戴いた肖像(Diademed)については こちらへ
※Vauctions (the Zachary "Beast" Beasley Collection) 以外のオークション等で
アルルmintの程よいコインを確認するのは容易なことと考えておりましたが
ことのほか厳しいものでした。
下記画像@で確認できたものをご紹介します。
※ 画像をクリックすれば大きな画像で確認できます。