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お宝探求<5>コンスタンティヌス帝 CampGate Rare5の潜むmint編
(5)Rare5を輩出する造幣所(Mint)
ローマMint 318-319年 Mintマーク R|P/PRを除くとRare5のCampGateコインを輩出する領域は限られてきます。
工房の種類(A,B,Γ,Δ.....)によってはRare5を獲得している場合もありますが
ここでの取り扱いはMintマーク単位での本格的なRare5を優先させることとし工房の違いによるRare5コインを割愛させていただいております。
そこでアルル、テッサロニカ、トリーア、ニコメディア、ヘラクレア、アンティオキアMintのRare5をピックアップすることにしました。
(5)-2 テッサロニカmint
本mintのcampgateは比較的に市場で確認できる確立の高いコインとなります。
現在の米国市場でもクオリティを追求しなければ安易に入手可能です。
ところが次に紹介するのは別格です。
RIC VII 170に1枚のみRare5が存在します。
RIC VII 170のカタログは こちらへ 2014年5月現在、未確認のため掲載できておりません。
レジェンドがCONSTANTINVS MAX AVG のものをこれまでに1枚のみ確認できていますが
これはRIC VII 154var.(下記画像@)でないかと分析しております。MintマークがSMTSΓでA/SMTSではないからです。
MintマークA/SMTSでの存在を信じ捜索を続けることにします。
テッサロニカmint Campgateカタログは こちらへ
(5)-3 トリーアmint
ヨーロッパのディーラーやショップが2006年以降にインターネットオークション市場に登場してくるのですが少なくとも2009-2010年ころまではトリーアmintのcampgateを見かけることは少なかったと
そして2006年当時の米国市場ではほとんど見かけなかったように記憶しています。
2012-2014の近年のほうが質・量ともに勝っていると判断しています。
このことはリヨンmintでも同様なことが言えます。
こういう状況の中にありながら
4期のMintマーク /PTRE, /・PTRE 327-328年に登録されている
RIC VII 510 バストタイプ:E8,RIC VII 511 バストタイプ:E9は、
ともに2014年5月現在において未確認のためカタログに掲載できておりません。
4期のMintマーク /PTRE, /・PTREのカタログは こちらへ
バストタイプ-E:王冠を戴いた肖像(Diademed)については こちらへ
Rare5情報が乏しいので
RIC VII 461を取り上げます。オフィチーナ(工房)PはRare4の評価ですが実態はRare5の資格がありそうです。私的には過去に一度市場で見かけたような しかしそのコインは状態がよくなかったと記憶しております。
当店カタログのRIC VII 461に登録しているコインは
Wildwinds.comに掲載されているものと同じものでした。本コインは2014/04の段階で Roma Numismatics店に静かに展示販売の状態を保ったままでした。
RIC VII 461のカタログは こちらへ
※ 画像をクリックすれば大きな画像で確認できます。