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お宝探求<5>コンスタンティヌス帝 CampGate Rare5の潜むmint編
(5)Rare5を輩出する造幣所(Mint)
ローマMint 318-319年 Mintマーク R|P/PRを除くとRare5のCampGateコインを輩出する領域は限られてきます。
工房の種類(A,B,Γ,Δ.....)によってはRare5を獲得している場合もありますが
ここでの取り扱いはMintマーク単位での本格的なRare5を優先させることとし工房の違いによるRare5コインを割愛させていただいております。
そこでアルル、テッサロニカ、トリーア、ニコメディア、ヘラクレア、アンティオキアMintのRare5をピックアップすることにしました。
(5)-4 ニコメディアmint
4期のMintマーク /SMNA 328-329年登録されている
RIC VII 155 バストタイプ:E2は
2014年5月現在において未確認のためカタログに掲載できておりません。
RIC VII 155のカタログは こちらへ
バストタイプ-E2:王冠を戴いた肖像(Diademed)については こちらへ
にてご参照いただけます。
下記画像@にRIC VII 155ではないかと判断されるコインを掲載しています。
コイン裏面のmintマークは不鮮明ですが次の二つのうちのいづれかではないかと調査・分析しましたが
SMHSかSMKS
SMHSはヘラクレアmint,コイン表のコンズタンティヌス帝の肖像が明らかに異なります。
SMKSはキュジコスmint,コイン表のレジェンドがCONSTANTINVS MAX AVGですから異なります。
可能性としてはRIC VII 155がとても高いと
しかしながらコンスタンティヌス帝の肖像が今一つニコメディアmint風ではないように見えます。
下記画像AにRIC VII 154を掲載しています。 バストタイプ-E1
※ 画像をクリックすれば大きな画像で確認できます。