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お宝探求<5>コンスタンティヌス帝 CampGate 気にかかるGateコイン
(6)人気上昇の期待がかかるGateコイン
おもて舞台でほとんど話題にのぼらないのに
ひょっとすると化けるかもしれないと思わせてくれるコインを紹介します。
(6)-1 コンスタンティヌス帝 シスキアMint のCampGate
シスキアMintのCampGateはよく見かけることができると思われがちですが
RIC VII 183に登録されているコインは少し状況が異なります。
RIC VIIカタログでRare3,Rare4と記述されレアリティはさほど高くないことから
これまでレアリティについて論じられている記事をみかけたことがありません。
市場で確認できるはずのものが2014年5月までに確認できたのは1枚のみです。
感覚的にはレアのレベルは現在までの状況を考慮しますとRare5以上と判断されます。
下記画像@にRIC VII 183を1枚掲載
第7巻RIC VII 183のカタログでもこの写真を採用予定
第7巻RIC VII 183のカタログは こちらへ
やっと市場で確認ができたと考えたのは早計で
このコインはなんとwildwinds.comに登録されているもの(Contributed by Dane for Joe Guerra, USA, December, 2008.)と比較したところ全く同じものであるということがわかりました。
シスキアmintのcampgateといえば比較的容易に市場で確認可能といえるコインと言えるでしょう。
そのほとんどがMintマーク/・ASIS・ 326-327年, /ASISダブルクレッセント 328-329 年のいずれかです。
Mintマーク ASIS 324-325年は、ぜひとも手に入れたい一枚です。
(6)-2 コンスタンティヌス帝の肖像以外で発行されたCampGate
@ ヘラクレアmintで発行されたリキニウス帝の肖像によるGateCoin
316-317年 MintマークHTA
コイン裏面レジェンド:PROVIDENTIAE AVGGNN
RIC VIIカタログ 第7巻の登録されているRIC VII 14(HTB Rare5)です。
確認されている工房(オフィチーナ)Bです。
参考画像の工房(オフィチーナ)はΔとEですから未登録コインという位置づけになります。
市場でよく見かけるコインは
コイン裏面レジェンドがPROVIDENTIAE AVGGの打刻ものです。
RIC VII 14をこれまでかなり意識して市場調査してきましたが現在までのところこの2枚以外は確認できておりません。
下記画像AにRIC VII 14を2点掲載
バストタイプ-J1については こちらへ
にてご参照いただけます。
A シルミウムmintで発行されたコンスタンティウスII世の肖像によるGateCoin
シルミウムmintではコンスタンティヌス帝の肖像で発行されなかったというのが一般的な常識としてとらえられています。
ところがBeast Coins, LLCのwebサイトにはコンスタンティヌス帝の肖像 シルミウムmintのGateCoinの画像が掲載されています。
RIC VIIカタログにはコンスタンティウスII世の肖像のgatecoinのみが登録されています。
gateコインのコンスタンティウスII世の肖像は描き方から判断しますとBeast Coins, LLCのwebサイトに掲載されてるコンスタンティヌス帝の肖像は少しレベルが劣っているような表情をしていて微妙です。
コンスタンティウスII世のgatecoinのRareレベルはどうかといいますと
個人的にはrare4〜rare5の間ぐらいと判断しています。
ちなみにRIC VIIカタログでは RIC VII 53 rare1として登録されています。
2010年以降は見かける機会がとても少なくなっている一枚です。
大手ディーラーのオークション等には出品されていないようです。
VauctionでBeast Coins, LLCより出品(2010/1)された2点を紹介させていただきます。
この時は高額で落札されたわけではないのですが最近の市場状況から判断しますと程よいコインということで落札に参加すべきだったのかもしれません。
下記画像BにRIC VII 53を2点掲載
※ 画像をクリックすれば大きな画像で確認できます。