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お宝探求 <7> campgateの起源、由来を追って
- @RICカタログ第6巻
- The Roman Imperial Coinage
Volume VI
-
1967年発刊
目次等の参照は こちらへ
- ARICカタログ第7巻
- The Roman Imperial Coinage
Volume VII
-
1966年発刊
目次等の参照は こちらへ
campgateの起源、由来を追って
コインコレクティングのお宝探求の主旨と少し異なりますがcampgateに関する探求サイトをworldwideで調査しましたが確認することができませんでしたので解かったことをご紹介したいと考えました。
お客様からcampgateの起源、由来に関するお問い合わせをいただいたのですが
・これまでこのことに関して何の疑問も持たずに接してきたこと。
・欧米歴史文化からの一方的な情報を受け止めるだけ。
という有様でしたから即座に回答を準備することができませんでした。このことから少し調べてみようというのがきっかけです。
英語圏のことばですから英国か米国のどちらかであろうと
ことばの由来はRICカタログがコインコレクションの代表的な参考書であることからそれに記述されているCampgateの単語が世界の一般用語として普及していった可能性がとても高いのではないかと考えそこを中心に作業を進めております。
Campgateの単語はフランスやドイツからの発生したことばで無いことは市場取引の中で気づいておりました。
参考1 フランス語ドイツ語での表現
フランス Porte de camp
ドイツ Lagertor
参考2 RICカタログ6巻および7巻の画像と目次
RIC(The Roman Imperial Coinage)カタログは全10巻で1923-1994年に渡ってSPINK社(英国)から発刊されています。
※ 画像をクリックすれば大きな画像で確認できます。
英米以外に目を向けてみますと
ドイツ、フランス等のコイン関係者(ディーラー系)のインターネットオークション参加はアメリカに比べて6-7年以上も遅れて開始されています。
しかしその影響をヨーロッパのオークション市場で見過ごすことはできません
おそらくこのことがヨーロッパでもCampgateの言葉が理解され使用されるようになった理由のひとつになっているのかもしれません。
campgateの言葉の起源に関しては
RICカタログ6巻および7巻の発刊より以前にあるとすれば
1966年以前のローマコインの書籍、オークションカタログ等の記述をチェックする方法しかないような気がしています。
これを正確に解決するには時間とお金と労力が果てしなくかかり非現実的なことですからだれも挑戦していないのではないかと考えこれ以上追求することを断念しました。
私見ですが
Campgateは貨幣学者による造語(Camp+gate)の可能性が高いのではないかという考えに至りました。
現在の貨幣業界の中では常識的に使用されている言葉ですが英語圏の主要な歴史文書等の中にcampgateの言葉をこれまでに見つけることが出来ていないからです。
※確認できた場合は修正報告をさせていただきますのでご了承ください。
今回の調査で関連する事項の中でいくつかご紹介したいものを発見しましたので
次回以降に調査した項目を展開する予定にしております。