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共和政期における銀貨
ローマ共和政の銀貨
ローマ初の銀貨ディドラクマ(2ドラクマ)は、タレントゥムから支援要請を受けたエペイロスのピュロス王がイタリアへ侵攻したことが引き金となっておよそB.C.280年頃ローマ造幣所によって製造が開始されたと言われローマによる銀貨製造は、ギリシアコインの模倣から始まっています。 これ以外の銀貨として クアドリガトス-ディドラクマの名前で呼ばれたコインを製造しています。
貨幣の種類 | 素材 | 重量 (目安) | 時代区分 |
---|---|---|---|
Didrachm , Drachm | 銀 | 6.8g〜7.5g | B.C.280〜B.C.211 |
ローマ共和政の銀貨
B.C.211年に本格的なローマ的デザインのデナリウス銀貨の製造が開始されます。アス10枚分という意味でデナリウスと呼ばれ、語源はa denis assibusから来ているとされています。 デナリウス銀貨は、3つのデザイン(ローマ兵の肖像+ディオスクリ、ローマ兵の肖像+ビガを操るルナ神、ローマ兵の肖像+ビガを操るヴィクトリィ神)で製造されます。BC2世紀の中頃大きな変化が表れ造幣責任者が自分自身の名前をコイン上に打刻したものを次から次へと生産します。 特殊なものとしてB.C.90年から始まる同盟市戦争の期間に造幣所がローマと異なるコルフィニウムで製造されたコインがあります。
貨幣の種類 | 素材 | 重量 (目安) | 時代区分 |
---|---|---|---|
Denarius | 銀 | 4.5g | B.C.211〜B.C.41 |
Quinarius-1/2denarius | 銀 | 2.2g | B.C.211〜B.C.41 |
Sestertius-1/4denarius | 銀 | 1.1g | B.C.211〜B.C.41 |
Victoriatus | 銀 | 4.5g | B.C.211〜B.C.170 |
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